掛布団・こたつ布団(ポリエステル綿)の洗濯

  詰め物(中綿)がポリエステルの掛布団やこたつ布団は、皆さんがよくつかわれている寝具類の一つではないでしょうか。キルティングがされているものは、業務用洗濯機で洗うことができます。
 掛布団は、エリまわりの汗・皮脂汚れ、こたつ布団は、上面の食べこぼし、まわりのすれ汚れなど、ひとシーズン使うとそれなりに汚れてきます。これらの汚れは、温水で洗うときれいになるものがほとんどです。ぜひ洗いましょう。
 洗う上でのポイントは、型崩れをなるべく抑えることです。キルティングでしっかりと詰め物(ポリエステル中綿)が縫い付けられていると洗っても中綿が大きくずれてしまうことはほとんどありません。しかし、四隅の角の部分の綿はズレてしまい団子のように丸く固まりになってしまったり、一部がちぎれてしまう場合があります。
 これらの型崩れを防ぐには、四隅を仮止めすることが有効です(写真参照)。ただし、側生地の種類や劣化の状態、布団の形状などで、仮止めすることにより布団自体を傷つけてしまうことがありますので、注意が必要です。
 当店では、フェルト生地のあて布を使い仮止めをします。これによって仮止めした後に糸穴は残りますが、側生地を大きく傷つけることを抑えることができます。側生地の状態でできないこともありますが、お客様のご希望により仮止めをいたしますので、ご相談ください。 

2020年09月24日