こたつ布団

事前に知っておきたいことチェック

洗えるこたつ布団か、洗えないかを知る上でいくつかのチェックポイントがあります。


1.素材について

 洗濯表示タグを見ると側生地(表と裏で違いがあるものも)と、中綿(詰め物)についての表示があります。 側生地では、主に「綿」「ポリエステル/アクリルなどの化繊」などの表示があります。綿・ポリエステル/アクリルなどの化繊は、洗濯機で洗える素材です。中綿(詰め物)は、ポリエステルが主なものです。ポリエステルは、洗濯機で水またはお湯で洗濯できます。
※必ず洗濯表示タグの洗濯マークを確認しましょう。「洗濯できない」のマーク表示がある場合は、基本的には洗濯できません。ただし、洗濯できる物もありますので、ご相談ください。


2.形状について

 中綿が表裏の側生地としっかり縫い合わせ(キルティング)されているものが洗えるこたつ布団です。こたつ布団は、サイズや布団の厚さに色々な種類があります。正方形のもの、横長で240㎝を超えるもの、四隅は幕のような生地になっているものなどさまざまです。これらの情報は、洗濯機・乾燥機を選ぶ上で必要です。


3.こたつ布団の汚れを確認しましょう

 こたつ布団の汚れは、上面の食べこぼし、すその手足を出し入れする部分のすれ汚れが主な汚れです。布団の裏側も汚れを確認しましょう。


4.洗濯表示タグを確認しましょう

 各種マークで、洗濯方法・乾燥方法など洗濯にかかわる注意事項が表示されていますので、必ず確認してください。また、注意事項として文章による説明が表記されていることもあります。よく読むと各種マークで表示できない案内や洗剤の選び方、乾燥方法などが明記されていますので、確認が必要です。
 ※洗濯表示タグが見えなくなってしまったものも、当店でおたずねいただければ、わかる範囲でご案内いたします。


洗濯しましょう

 洗濯機は、横ドラム式で密閉型を選びます。水の中では浮いてしまいますので、タテ型洗濯槽の一般的な家庭の洗濯機では、洗うことができません。飛び出してしまうと、脱水時などの回転で掛布団自体を傷つけてしまいます。


1.洗濯機のサイズ

 横ドラム式で密閉型の洗濯機のサイズは洗濯するこたつ布団のサイズや枚数で選びます。一般的に洗濯機のサイズは、10~12kgで正方形の中型までのこたつ布団1枚、15~17kgで小型のこたつ布団2枚、または、長方形の中型こたつ布団1枚、25~27kgで大型のこたつ布団を1枚洗うことができます。これらの目安の量を洗濯機に入れるとドラムがいっぱいになってしまいますが、洗濯時にはドラム内でこたつ布団がよく動ききれいに洗うことができます。


2.洗剤を選ぶ

 こたつ布団の汚れは食べこぼし、すれ汚れ、汗・皮脂汚れが主なものですので、衣類の洗濯に使う弱アルカリ性の洗剤をお勧めします。弊社では、東みずほ台店のコインランドリーでも「コインランドリー式クリーニング」の竹間沢店でも弱アルカリ性の洗剤を使用しています。竹間沢店では、業務用液体洗剤と粉末状の2種類の洗剤を組み合わせ、洗浄力を強化しています。


3.洗濯時の水温

 食べこぼし、すれ汚れ、汗・皮脂汚れなどは、体温か少し高めの水温で洗うと油脂分が効率よく溶けだし、洗剤の主成分である界面活性剤に取り込まれてよく落ちるといわれています。洗剤自体も温水のほうがよく溶け込みます。特に冬には水道水の温度が下がりますので、汚れが溶け出しにくく粉末洗剤も溶け込みにくくなります。
当店では、洗濯時、時期を問わず給水温を40℃~45℃に設定することで理想的な洗濯をしています。


4.柔軟剤

  柔軟剤もふんわりとした仕上がりと静電気抑制のためにお勧めします。ただし、アレルギーのある方には注意が必要です。特ににおいの強い柔軟剤によって体調不良をひきおこすこともあると言われていますので注意しましょう。当店では、においの少ない柔軟剤を使用していますが、気になる方は、お申し出ください。


まとめ

 当店では、横ドラム式の業務用洗濯機を使用しています。洗剤・水温・洗濯時間を洗濯物や汚れに合わせ調整し、たたき洗いによる物理的な力が洗濯物に大きなダメージを与えることなく汚れをきれいに落とせるようにしています。食べこぼしなどの汚れは、そのままにしておくと時間の経過とともに落ちにくくなって行きます。冬のシーズンが終わりこたつ布団をしまう前のお洗濯をお勧めします。
 また、コインランドリー、コインランドリー式クリーニングでのおすすめは、まとめ洗いです。洗濯物のいろいろな組み合わせで、各機器の容量に合わせて最適に洗濯や乾燥ができる範囲でいっぱいまで入れると割安にクリーニングすることができます。
特にこたつ敷きもいっしょにまとめて洗うことで、こたつ全体が清潔で気持ちよく使うことができます。